歯が抜けた・折れた

「歯が抜けた・折れた」場合のケース別治療法

歯が抜けた

歯周病で歯が抜けた

歯周病で歯が抜けた場合、両隣の歯の状態も確認し、その状況に合わせてブリッジを入れるか入れ歯を入れるか、いずれかの方法で歯を入れる必要があります。インプラントに関しては、歯周病で抜けるほど骨が無くなっているケースでは難しい可能性が高いでしょう。

ぶつけて歯が抜けた

歯を強くぶつけると、歯が抜けてしまうことがあります(脱臼)。また、完全に抜けていなくても、グラグラ動く場合があります(亜脱臼)。

■脱臼した場合
できれば30分以内に歯科医院へ抜けた歯を持って行きましょう。その際に、根の部分には大事な組織が付いているため触らずに、牛乳か生理食塩水に入れて持っていくとよいでしょう。早く戻すほど、またきちんとくっつく可能性が高くなります。歯科医院で元の位置に戻した後は両隣の歯と接着剤で固定し、くっつくのを数週間待った後、死んでしまった神経を取る処置をします。

亜脱臼した場合
できるだけ早く歯を正しい位置に戻して、両隣の歯と接着剤で固定し、数週間待ってぐらつきがなくなったら中の神経を取る処置をします。

※ぶつけてこのようなトラブルが起きた場合は、まずは歯科に電話で連絡をしてから行くようにしましょう。

残っていた乳歯が抜けた

乳歯の場合は永久歯がその後生えてきますので問題ありませんが、成人でまれにある特定の永久歯が生まれつき備わっておらず、乳歯が残っている場合があります。ただ、その場合でもいつかは抜けてくるのですが、その後に生えてくる永久歯がないため、抜けて空いたスペースはなんらかの方法で歯を入れる必要があります。方法としては、ブリッジ、入れ歯、インプラント、矯正治療で歯を動かす、などがあります。

歯が折れた

歯が折れる場合、転んだりぶつけたりなどの外傷によるものや、硬いものを咬んで折れた場合などが考えられます。

歯が欠けたが神経までは達していない

ほんの少し欠けただけなら、尖っている部分を丸めるだけで大丈夫な場合もありますが、ある程度の大きさの場合は詰め物をします。

歯が折れて神経が出ている

歯が大きく欠けて神経が出ている場合は、神経が感染してしまっていますので、神経を取る処置が必要になります。その後、症状が落ち着いたら詰め物やかぶせ物の治療をします。

神経がない歯が折れた

神経が入っていない歯の場合は、根の中にレントゲン上で明らかな感染している状態がなければ詰め物やかぶせ物の処置をします。感染が見られる場合には根の治療を行います。神経がない歯は非常にもろく、普通に食事をしているだけで欠けてしまう場合もあります。

歯が歯根の位置までかなり深く折れている

歯が縦に全体的に割れていたり、根の部分まで大きく折れている場合には歯を残せる可能性が非常に低く、ほとんどの場合は抜歯になります。

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