「いつ歯ブラシを交換しましたか?」
そう聞かれて、すぐに答えられますか?
実は、多くの方が歯ブラシを“使いすぎ”ていることをご存じでしょうか。
毎日の歯磨きをいくら丁寧にしていても、歯ブラシの状態が悪ければその効果は半減してしまいます。
今回は、清澄白河の歯医者さん「にしざわ歯科クリニック」が、歯ブラシの正しい交換タイミングと選び方のポイントをわかりやすく解説します。
歯ブラシの寿命は「1カ月」が目安
歯ブラシは毎日使うことで、毛先が少しずつ開いてきたり、弾力が失われていきます。
一般的な目安:
・1日2~3回の使用で約1カ月
・毛先が広がってきたら即交換
毛先が開いてしまった歯ブラシでは、歯や歯ぐきにうまくフィットせず、汚れが十分に落ちません。
しかも、開いた歯ブラシではプラーク除去率が約4割も低下するという研究結果もあります。
見た目に変化がなくても、1カ月ごとの交換を習慣にすることが理想的です。
歯ブラシが古くなると起こるトラブルとは?
● 磨き残しが増える
特に歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏など、繊細な部分に毛先が届かなくなります。
● 歯ぐきを傷つける
コシがなくなった毛先は、うまくしなって歯ぐきに沿わないため、強く押し当ててしまいがち。これが歯ぐきの炎症や後退の原因になります。
● 雑菌が繁殖しやすくなる
濡れた状態が続く歯ブラシは、使い続けるほどに細菌の温床になりやすくなります。
正しい歯ブラシの「選び方」3つのポイント
1. 毛の硬さは「ふつう」または「やわらかめ」が基本
硬すぎる歯ブラシは歯ぐきを傷つけやすく、やわらかすぎると汚れが落ちにくいことも。
「ふつう」または、歯ぐきが敏感な方は「やわらかめ」がおすすめです。
2. ヘッドは小さめの方が丁寧に磨ける
大きすぎるヘッドは、奥歯や歯の裏側に届きにくくなります。
「前歯2本分」くらいのコンパクトヘッドが、小回りがきいて磨きやすいです。
3. 持ちやすさも大切
滑りにくく、適度な太さで持ちやすい柄を選ぶことで、力加減の調整がしやすくなり、磨き残しや押しつけすぎを防げます。
電動歯ブラシも「ブラシ部分の交換」が重要!
電動歯ブラシを使っている方も、ブラシ部分は消耗品です。
メーカーにもよりますが、1.5〜3カ月を目安に交換しましょう。
また、正しい使い方や当て方をしないと、かえって歯や歯ぐきを傷つけてしまうこともあるため注意が必要です。
ご自身に合った電動歯ブラシの使い方が気になる方は、ぜひ当院にご相談ください。
歯ブラシ選びも、歯科医院でアドバイスできます
「どの歯ブラシを選べばいいかわからない」
「自分に合ったものが見つからない」
そんなときは、ぜひにしざわ歯科クリニックへご相談ください。
当院では、患者さんの
・歯並び
・歯ぐきの状態
・利き手・力の入り方
などを考慮し、一人ひとりに合ったケアグッズや磨き方をアドバイスしています。
まとめ:正しい道具で、正しいケアを!
・歯ブラシは1カ月ごとの交換が理想
・毛先が開いたら即交換!
・毛の硬さ・ヘッドの大きさ・持ちやすさに注目
・電動歯ブラシも定期的なブラシ交換が必要
・自分に合った歯ブラシ選びは、歯科医院でアドバイスを
清澄白河で歯磨き指導・ケア用品の相談ならにしざわ歯科クリニックへ!
歯ブラシは「消耗品」であり、毎日のケアの質を左右する大切な道具です。
選び方・使い方・交換タイミングまで見直すことで、虫歯・歯周病予防の効果は大きく変わってきます。
自分の歯を守る“武器”として、正しい歯ブラシを選びましょう。
にしざわ歯科クリニックでは、お口の状態に合わせた最適なケア方法を一緒に考えていきます。
お気軽にご相談ください!