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マスク生活で増えたお口のトラブルと対策

見えないところで進む「お口の不調」とは?

マスク生活が長く続いたことで、「口臭が気になるようになった」「以前より口が乾く」「虫歯が増えた気がする」と感じる方が増えています。
感染予防のために欠かせなかったマスクですが、長時間の着用がお口の健康に思わぬ影響を与えているのです。

清澄白河の歯医者さん「にしざわ歯科クリニック」では、マスク生活で増えたお口のトラブルに悩む患者さんの相談が少なくありません。
ここでは、その原因と対策をわかりやすくご紹介します。

マスクによる「ドライマウス」の増加

マスクをしていると、息苦しさから口呼吸になりやすくなります。
本来、鼻で呼吸をすると鼻腔で湿度が保たれますが、口呼吸になると空気が直接お口の中を通るため、唾液が蒸発しやすく乾燥状態になります。

唾液には、虫歯や歯周病の原因菌を洗い流す自浄作用があります。
そのため、唾液が減ると細菌が繁殖しやすくなり、口臭・歯ぐきの炎症・虫歯のリスクが上昇します。

特にパソコン作業中やスマートフォンを長時間見ていると、無意識に口が半開きになり、乾燥が進む傾向があります。

「マスク口臭」はなぜ起こる?

マスクをしていると、自分の呼気がマスク内にこもり、口の中のにおいを感じやすくなるという特徴があります。
そのため「マスクをしてから口臭が強くなった気がする」という人が増えました。

しかし、実際には“マスクのせいで口臭が生まれた”のではなく、
もともとあったお口のトラブルが顕在化しただけというケースが多いのです。

歯石・歯垢、舌苔(ぜったい:舌の汚れ)、虫歯や歯周病などが原因でにおいが発生している場合、マスクの着用でそれがより強く感じられるようになります。

マスク生活による「歯周病の悪化」

唾液の減少に加えて、マスクをしていると水分補給の回数も減少します。
乾燥と細菌の増殖が続くことで、歯ぐきが腫れたり出血したりする人が増えています。

歯周病は初期段階では痛みがほとんどなく、自覚症状がないまま進行します。
気づいた時には歯を支える骨が溶けていることも少なくありません。

当院でも、マスク生活以降「久しぶりに来院したら歯周病が進行していた」というケースが多く見られます。

お口を守るために今日からできること

では、こうしたトラブルを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。
実は、少しの工夫で口の中の環境を改善することができます。

たとえば、意識的に鼻呼吸をするだけでも乾燥の進行は大きく変わります。
また、こまめな水分補給も欠かせません。
水やお茶をゆっくり口に含むことで、唾液の分泌が促されます。

さらに、舌の汚れを取り除く舌ケアも効果的です。
強くこすりすぎず、やわらかい舌ブラシで奥から手前へ軽く掃除するだけで、においの原因菌を減らすことができます。

もちろん、定期的な歯科クリーニングも重要です。
歯垢や歯石を専門的に除去し、口内の細菌バランスを整えることで、口臭・虫歯・歯周病を防ぐことができます。

にしざわ歯科クリニックからのアドバイス

マスクの着用は、私たちの生活を守るための大切な行動でした。
しかしその裏で、気づかぬうちに「呼吸の癖」や「唾液の減少」といった口内環境の変化が起きていました。

にしざわ歯科クリニックでは、こうしたマスク生活によるお口の変化にも着目し、
「ドライマウス予防」「舌ケア指導」「歯ぐきケア」などを含めた総合的な口腔ケアを行っています。

口臭が気になる方や、歯ぐきの違和感が続く方は、早めの受診がおすすめです。
生活習慣とお口のケアを見直すことで、マスク生活で崩れたバランスを取り戻すことができます。

まとめ

マスク生活は終わりつつありますが、
その間に生まれたお口の変化は、今も多くの人に影響を残しています。

・口呼吸が増えて唾液が減少
・口臭や歯周病のリスクが上昇
・水分補給・舌ケア・定期検診で改善が可能

口の中の小さな違和感を放置せず、早めにケアを始めましょう。
清澄白河の「にしざわ歯科クリニック」が、あなたの健康な笑顔を取り戻すお手伝いをいたします。

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